中国の全人代の活動報告が行われ、その中で「民主化要求は絶対に許さない」という趣旨の事が書かれているようです。
■ 中国「動揺すれば、内乱のどん底に」…全人代で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110310-00000870-yom-int
もう少し具体的に言うと、次のような言葉だったみたいです。
国家の根本的制度など重大な原則では(共産党は)動揺しない。動揺すれば、内乱のどん底に陥る可能性すらある
現政権が民主化要求に絶対に屈しないという強い意志が感じられます。
動揺しないということは、全く導入する意思が無いということですよね。
その一方で、中国共産党が民主化要求を不安に感じているとも解釈できそうです。
「動揺すれば、内乱のどん底に…」なんて、相当神経質になっている証拠ですよね。
ちなみに、この報告では三権分立や複数政党制の導入も完全に否定しています。
共産党が変わる意思は全くなさそうですね。
それにしても、この報告を読んだ西洋諸国はどんな風に感じるのでしょうかねえ?
彼らは中国の経済発展を頼りに、盛んに中国とのつながりを深めています。
その一方で、中国という国は、民主主義など全く存在しない国なのです。
存在しないどころか、その種を見つけたら潰すと宣言しているわけですよね。
中国と付き合いを深めることは、彼らが自らの力で勝ち得てきた民主主義という概念の否定になりはしないでしょうか?
この二律背反にどうやって理屈をつけるのでしょう。
お金最優先で進むとすれば、ご都合主義と言われても仕方が無いですよね。
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