日本なんて核で脅しちゃえよ!…新聞の主張としては雑すぎです

以前から、中国の新聞記事の質は、日本と比べても相当低いと思っていた。

独裁政権下で言論弾圧があるから、そう思っているわけではない。
そういうのとは、別次元の酷さがあるのだ。

中国人の知的水準が低いという、偏見を持っているわけでもない。
中国でも上海や北京などの都市部の教育水準は、日本と比べても高いくらいだと思っている。

こういうのとは全く違う理由で、中国の新聞は、酷いと思っているのだ。

なぜレベルが低いと感じているかというと、一部の記事に理論的な整合性が全く取れないような記事が時々見られるからだ。
ただ国民を煽るためだけに書かれたような記事があるのだ。

もっとも、中国の新聞記事はレコード・チャイナとかサーチナなどを通して間接的にしか知りえない。
だから、実際のところは分からないのだが。

香港までおかしいの?

こういった傾向は、中国本土だけのことだと思っていた。
しかし、その認識は間違っていたのかもしれない。

香港でも、理屈の通らない独りよがりの記事が書かれることがありそうだ。
今回見つけた次の記事では、核の力を使って日本を屈服させろと主張している。

■ 原発でぴりぴりの日本を核で脅せ、香港紙がトンデモない暴論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000093-scn-cn

なんと言うか、元の記事はかなりレベルが低い。
この記事を書いた人には、まともな教養があるとは思えない。

これは道徳観の欠如とかいった問題ではない。
理論的に整合性が取れていないのだ。

色々無視していて…

そもそも論として、現時点で核兵器の事をちらつかせるのは、中国にとってデメリットとしか思えない。

今、日本の原子力発電所からの放射性物質の流出で、世界的に戦々恐々となっている。
そのタイミングに核兵器の使用をにおわせたら、世界的に批判されるのは間違いない。

そのことが尖閣の問題に関して、中国に不利に働くと記者は思わなかったのだろうか?
核兵器を使用をほのめかす事で、国際的なバッシングなど起こらないと思っているとしたら、そうとうおめでたい頭だ。

日米関係が悪くなっているとは言え、中国が核の使用をほのめかしたら、アメリカは黙っていまい。
中国が軍事的に大きくなる事を、アメリカが望んでいないのは明らかだ。

現在は経済関係重視で、アメリカは中国の軍備の拡張には目をつぶっている状態だ。
しかし、具体的な脅威が示されれば、見てみぬふりは出来ないだろう。

さらに言うと、中国の核が本当に日本の脅威だということになれば、日本も核武装という話になるだろう。
中国に脅されるという状況下での核武装の主張だと、日本の核武装を望んでいない米国も強く反対はできないだろう。

そして、日本が核武装をしたら、韓国だって核武装したくなる。
中国がこんな状態を望んでいないのは明らかだ。

想像力の欠如だろ

どう考えても、今のタイミングで核兵器に言及することは、中国にとってデメリットだとしか思えない。
そんな想像も出来ないで、煽るだけの記事を書いているのかなあ?

それとも読者は、そういうことに気づかないと思っているのだろうか?
だとしたら、読者を馬鹿にした話だよね。

何にしても、想像力が欠けているとしか思えない。

タグ: , , ,

関連した記事を読む

コメントは受け付けていません。