自らの無知をさらすのは辛いでしょうね…普通は

シンガポールの中国語紙が面白い記事を載せていました。
面白いというか、滑稽というか…まあ、香ばしい感じです。

その記事では、今回の震災と3月11日に起きた四川省での震災を比較しています。

その結論は、お決まりのパターンになっていました。
日本政府に比べて素晴らしい中国政府という、いつものパターンです。

この記事があまりに滑稽で、怒るとか失笑するとか言う以前に、絶句してしまいました。

■ 日本と中国、震災への対応から見えた「差」=シンガポール華字紙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000047-scn-cn

何が滑稽かというと、この2つの地震は、地震の規模が全然違うのです。
数倍とか言うレベルではなく、数万倍のオーダーで違います。

具体的に言うと、中国の地震のマグニチュードが5.8で、日本の震災は9.0です。
エネルギーの大きさで比べると、(計算間違いしていなければ)63.095倍も違います。

そんなもん、一緒に比べるなよと。

仮に直下型でも、日本で震度6以下の地震で、大きな被害が出るとは思えません。
建物などに被害が出たら、関係者は大バッシングでしょう。

その事を無視して記事にされてもね。

仮に中国の山間部で、今起きている余震レベルの地震が起きたら、どうなっちゃうのでしょう?
かなりの被害が出ることは間違いないはずですけどね。

これを書いた記者は、マグニチュードの定義を知らないで書いているのでしょうか?
あるいは、知っている上で、プロパガンダとして書いたのかしら?

どっちにしても、絶句です。
自分の無知をさらけ出しているだけですからね。

何で中国語のメディアってこんなのが多いのかなあ。
読者のレベルが相当低いと思って馬鹿にしているのかなあ?

それとも、内容なんて関係なくて、日本批判が出来れば満足なのかしら?

本当に不思議。

【参考】

マグニチュードは次のように定義されています。

log E = 4.8 + 1.5M

log の底は10で、E はエネルギー、M はマグニチュードです。

これを使って、日本と中国の地震のエネルギーを計算すると、次のようになります。

E(中) = 10 ^ (4.8 + 1.5 * 5.8)
E(日) = 10 ^ (4.8 + 1.5 * 9.0)

E(日) / E(中) = 10^ 18.3 / 10 ^ 13.5 ≒ 63095

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