中国でシャドーバンキングのデフォルトが起こった?

中国の吉林省信託というところの商品がデフォルトを起こしたようです。山西聯盛能源という石炭会社に融資する商品で、お金が戻ってこなかったようですね。1

ロイターの報道によると、額としてはそれほど大きくないようです。投資家から集めたお金が2億8900万元(4770万ドル)といいますから、日本円にすると高々50億円弱という金額です。まあ、額自体は大騒ぎするようなものではなさそうですね。

この程度のデフォルトが起こったからと言って、今すぐに何か大きな金融不安があるということでもないでしょう。ただ、かねてから言われていた中国のシャドーバンキング問題が、現実味を帯びたことはまちがい無さそうです。

何件かデフォルト騒ぎが起きれば、金融システム自体への不安も大きくなるでしょう。そうなると、かなりのパニックになるのではないかと予想されます。

次のデフォルト候補が有るとか無いとか

ちなみに、この話はさらに大きくなりそうです。山西聯盛能源にシャドーバンキングの仕組みで融資し焦げ付いていたのは、吉林省信託にだけ限らないというのです。なんと、他に6社もあるのだとか。2

まだ、高々1社の石炭会社が借金を返さないというだけの話です。問題としては、それほど大きくは無いのでしょうけどね。政府が補填してお終いなんて可能性も有ります。

それに、この理財商品を買っているのが個人だとすれば、中国政府が締め付けるのも簡単です。何せ、年間数十万件の暴動を鎮圧している国ですから。硬軟どちらでも対応できるはずです。

でも、この問題が広がったら、さすがに対応のしようが無さそうです。金融システム不安に繋がれば、力で鎮圧というわけには行かないですからね。

どうやって対処するのでしょうか。

  1. 中国の「影の銀行」セクターでデフォルト、吉林省信託組成の投資商品で=報道(ロイター)2014年2月12日 []
  2. 中国「影の銀行」6社に新たなデフォルト懸念、石炭会社向け融資で=報道(ロイター)2014年2月14日 []

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