大手の新聞が中国の統計の嘘について書き始めた?

Yahoo!ニュースを見ていたら、産経新聞が次のようなタイトルの記事を書いていました。

  • 7.5%成長目標維持 信憑性に疑問、市場失望 中国
    (産経新聞)2014年3月6日

記事の内容はタイトル通りのものです。昨年7.5パーセントの成長を維持したという政府の発表を、市場は信じていないということについて書かれています。

「いまさら」と言う感じはしますが

中国の経済統計がいい加減だなんて書かれても、率直に言って、「いまさら」という感じが強いです。中国経済に興味がある人なら、誰もが聞いたことがあるような話しですからね。

でも、大手の新聞社がこういう記事を書いたことには、一定の意味があるように思います。毎日新聞とか朝日新聞なんて、未だに中国政府発表のGDP を真に受けたような分析記事を書くことがありますからね。「ソースの信頼性を疑えよ!」と思うことがしばしばあります。

記事にしたのが産経新聞です。ですから、他紙もこの様なスタンスに追随するかは不透明ですけどね。毎日新聞とか朝日新聞が統計の信憑性を疑い始めたら、相当の所まで来ているということなのでしょうね。

産経もかなりビビってる感じです

ちなみに、中国政府の統計を疑うスタンスを見せた産経新聞ですが、かなりおっかなびっくりと言う感じの書き方をしています。

市場では“水増し疑惑”もささやかれる

ね。かなりビビッているでしょ。

例え噂だとしても、もうちょっと強い表現でもいい気もするんですよね。少なくとも、地方のGDP を足し合わせた額と、政府発表のGDP にとんでもない差異があるわけですし。

産経ですら恐々書いていると言う感じなわけです。

海外の通信社との違いは明らか

海外の通信社と比べてみると、日本の新聞社の消極的なスタンスは一目瞭然です。例えば、ロイターのサイトには、次のようなタイトルのコラムが掲載されていました。

  • コラム:信頼できない中国のGDP統計、改善策探る時
    2014年01月22日

コラムとは言え、信頼出来ないとバッサリ断じています。そして、このコラムの書き出しが次のような感じです。

中国の国内総生産(GDP)成長率は持続可能性が高まっているかもしれないが、もはや信じられる数字ではない。

「信じられる数字ではない」と言い切っています。産経新聞の気の使い方と比べると、ぜんぜんスタンスが違いますよね。

日本の新聞が何に対して気を使っているのか、率直に言って理解しかねます。理由はどうあれ、もう少し頑張って欲しいものです。どこを見て報道しているのか、わかりません。

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