中国の報道官、XPサポート終了問題でマイクロソフトを非難| かなり前から言っている話なのに…

XPのサポートが終了し、日本では多少の混乱があるようです。地方自治体のPCでXPのものが残っていて、「使わないように」という国の指導があったりしました。あるいは、ATMなどのOSとしてXPが使われていて、問題になっているケースもあるようですね。

もちろん、混乱しているのは日本だけではないようです。XPのパソコンは世界中で使われています。多かれ少なかれ、どこの国でも問題は起こっているようです。

中国は特に酷い状況みたいですね

特に中国は酷い状況のようです。IT系の報道官が、マイクロソフトに対して強く非難しているみたいです。1

2014年4月24日、マイクロソフトが8日、Windows XPのサポートを終了したことを受け、中国工業情報化部チーフエンジニアの張峰(ジャン・フォン)報道官は、「この措置は中国の通信インフラの全体的な安全を脅かす。

はっきり言って、「今更何を言っているの?」という感じもしますけどね。なにせ、XPが一定期間でサポートを終了することは、最初からアナウンスされていました。しかも、そのサポートは一回延長されています。現段階で対応できていないとしたら、対応しない方の問題でしょう。

ちなみに、中国全体でどの程度のパソコンがXPのままなのでしょうか。記事によると、7割ものユーザーがXPを使っているのだとか。

関連データによると、中国の70%のコンピュータユーザーがXPを使用している。

この言い方だと、7割のPCがXPというわけでもなさそうです。XPとXP以降のOSを併用しているケースもあるでしょうから。でも、おそらく、半分以上はXPのパソコンが残っているのでしょうね。

ということは、マイクロソフトはこれから中国でOSをバンバン売れるかもしれないですね。というか、今回のサポート切れのタイミングでかなりの報道がありました。これから焦って買い換える人が世界中でいるのでしょう。そう考えると、かなりのビジネスチャンスのような気がします。

当面は国内製のセキュリティソフトで対応

XPから乗り換えるにしても、すぐに乗り換えることは不可能です。予算的な問題もあるでしょうし、ネットワークにつながっている場合は、技術的にも時間を掛けないとできません。

そこで、中国政府は、自国のソフトウェアメーカーのセキュリティソフトで対応しようと考えているようです。XPのサポート終了後も、セキュリティソフトは対応を続けていくのだとか。

マイクロソフトはXPの更新を停止したが、中国のセキュリティー各社はXPの使用を続けている2億人のユーザーから巨大なビジネスチャンスを見出した。テンセント、奇虎360、金山軟件、百度などの企業はXPのセキュリティーソフトの提供を発表しており、商品開発と試験を実施している。また、企業ユーザー向けにセキュリティー強化の技術と商品を販売する予定だ。工業情報化部はこれに対して支持を表明した。

OSのサポートがとまった後に、セキュリティソフトだけで対応できるのかというのは大きな疑問です。というか、対応しきれないと考えるのが普通でしょう。

もちろん、何もしないよりは良いと思いますけどね。焼け石に水という印象の方が強いです。

中国は国産OSで勝負するんだって

ちなみに、マイクロソフトの対応に怒っている中国はというと、国産OSで勝負したい意向のようです。張峰(ジャン・フォン)報道官は次のようなことも言っています。

われわれは中国版Linuxの開発と使用への支援を強化する

要するに、自国製のOSを作るといっています。

まあ、技術的には、中国製のOSを開発することは可能でしょう。どの程度のクオリティのものが出来るかはわかりませんけどね。作れるのは間違いありません。

ただ、そのOSがシェアを取れるかといわれると、ちょっと微妙です。微妙というか、かなり難しいんじゃないかと思いますけどね。さすがの中国政府でも、強制的に国産OSを使えとはいえないでしょうし。

  1. XPのサポート終了に中国政府が不快感、国産OSの開発を強化へ―中国(Record China)2014年4月26日 []

関連した記事を読む

コメントは受け付けていません。