台湾企業がトバッチリを受けたのは簡体字の貼紙のせい?

南シナ海で起こったトラブルをめぐり、ベトナム国内は穏やかではないようです。大規模な反中デモがおこり、中国人の死者までがでているようです。

まあ、中国の無法が原因で起こったことですから、中国側に多少の被害があってもそれほど同情する気にはなりません。もちろん、ベトナムに住む中国人とトラブルを起こした中国人は直接関係ないのでしょうけどね。最近の中国の暴れん坊ぶりを見てると、しっぺ返しは当然かなあとも思うわけです。

さて、今回の件で、一番トバッチリを受けているのが台湾の企業です。漢字の看板を見て中国のものだと勘違いしたベトナム人に、工場が襲われたりしているのだとか。1

はっきり言って、もらい事故みたいなものですよね。もう、かわいそうという言葉しか出てきません。

繁体字と簡体字は大分違うんだよね

でも、ベトナム人が台湾企業を襲うのって、冷静に考えるとちょっと不思議ですよね。なぜかというと、中国で使われている漢字と台湾で使われる漢字は違うからです。

中国語を勉強している方ならご存知の通り、中国では簡体字が使われ、台湾では繁体字が使われます。普段漢字を使わないベトナム人の目にも、この両者の違いは明らかだと思うのです。

繁体字と簡体字の違いが分からないくらい興奮していたのでしょうか。あるいは、平均的なベトナム人はそれぞれの国が使っている漢字が違うことを知らないのでしょうか。

ちょっと不思議ですよね。知識がある人がデモのなかに混じっていても不思議は無いと思うのですが。

本当か嘘かは分かりませんが

これに関して、面白い説を見つけました。台湾の企業もベトナムでは簡体字を使っていて、それが原因で間違えられたと言うものです。

なんでも、ベトナムでPCを買うと、必然的に簡体字のものになってしまうのだとか。そのため、中国企業と間違えられたと言うのです。2

最近のPCだと、各国語のフォントに対応しているはずです。ですから、そんなことが起こる可能性は小さそうな気もしますけどね。ただ、簡体字の古い貼紙が今でも残っていると言う可能性は有りそうですね。

実際、簡体字の貼紙を見たのは2013年だと言います。今残っていても、何の不思議もありません。

中国のニュースと余談
  1. 中国国家主席の対東南アジア戦略に試練-ベトナムの反中デモで(Bloomberg)2014年5月16日 []
  2. 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」というメルマガで紹介されていました。 []

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